iPadを使う体勢
iPadに期待するのは、より使いやすくiPhoneだったわけだが、どうもそうはなっていない。
それは、人間とiPadとの距離と操作の関係だ。片手で支えてそのままだいたいの操作ができたiPhoneと違って、iPadでは支えるために少なくとも両手が必要である。しかし、その上で、上の真ん中にあるボタンなどを押すような操作は難しい。
そこで、スタンドあるいは膝などに立てかけて使うということになる。その時点で、iPhoneの持っていた手軽さが一気になくなった。
まあ、そんなことはポケットに入らなかった時点で分かりきっていたことではある。
では、iPadはどういう用途なのかというと、現状では電子ブックなのだろう。しかし、これとて気楽にそのへんに転がって読むという感じではない。いや、気楽には読めるのだが、長時間は無理。目が疲れる以前に手が疲れる。
じゃあ、どっかに置いて読めばよい。というのなら、画面がもうちょいでかいMacBookとかMacBook Proとかで読んだ方がラク。ページ送りもいちいち画面を触らなくてもキーボードやトラックパッドから「ラジコン」的に操作できる。まあ、MacBook(AirやPro)も13”だとA4縦を読むにはちょい無理があるので、もっとでかい画面が欲しくなるのではあるが、ワイヤレスで気楽に読めるには違いない。しかも、メールがきてもジェスチャーですぐに対応できる。母艦も必要ない。
一番困るのが置き場所だ。そのへんに置いておくと邪魔だし、踏んだりしたらまずい。本棚に入れちゃうと忘れそうだし、どっかにスタンドでも置いてフォトフレームのように置いておくのがよいのかもしれないが、適切な場所がない。しかたないので、ノートPCを入れるバッグに差し込んでおいたら、半日存在を忘れていた。
というわけで、我が家でのiPadは何だかとっても中途半端な感じなのだった。