お尻のこと
ここのところ、お尻の調子が悪い。
端的に言えば痔である。
若い頃からバイクに乗っていたのだが、足付きの悪いオフロードバイクに乗った後は、お尻が裂けたように痛かった記憶がある。
しかし、今回のは違っていて中から出てくる奴、いわゆるいぼ痔だ。以前から排便のとき緩いとか固いとかだと出てくることがあり、放置しておくと痛い。そこで指で押し込んでしまえば、何事もなかったかのように痛みが治まる。
そんなこんなで放置しておいたのだが、用便後すぐに歩いたりすると出てくるようになってきた。外で出てくるとこれは困る。ズボンの上からだと押しても中に入ってくれないし、そもそも外でお尻を触っているのは変である。そこで、トイレやなければ物陰を探して戻すことになる。そして、もちろん手を洗わないといけないのだが、公園のトイレなどには石けんもなくて、水洗いだけではどうにも気持ちが悪い。
そんな苦労をして戻しても、しばらく歩くとまた出て来ることもあり、もう面倒だから放置しておくと充血するのか痛みがひどくなり腫れてくる。これはたまらない。
ついに、薬局で有効そうな薬を買うことになるのだが、これも何だか気恥ずかしい。背に腹は代えられないので素知らぬフリをして絆創膏などと一緒に買ったりするのだが、そういうときに限ってレジの女の子が可愛い。まあ、いくら可愛くても自分には関係ないわけだが、やっぱり恥ずかしいのである。
確かに軟膏で腫れはひくので、いざというときのために持ち歩くようになった。これで外でも安心である。と思ったのもつかの間、実はこの薬を塗ると摩擦が減るため出やすくなる。もうイヤになる。ラムネを開けるような器具で蓋でもしたらどうかとすら思う。
最近は飲酒量が多くなったせいか、数日前に辛いカレーやらを食べたせいか、どうもここ数日調子が悪い。いや、悪いなんてモノではない。数百メーター歩くと顔を出しやがる。最悪だ。
ずいぶん前に知り合いが手術で除去した話を聞いた。数日の入院と、退院してからもしばらく安静にしていたとか。いずれは、切らなければならないのだろうと覚悟はしていたのだが、小さいながら自分の会社をやっていると、仕事から離れることが不安である(そんなこと言うならもっと仕事しろ>自分)。
そんなわけで薬でお茶を濁してきたわけだが、これはいよいよ年貢の納め時であろう。それでは、どこの病院に行けばよいのか、まずはインターネットで検索である。
すると、Googleの広告枠にいきなり「レーザー手術で日帰り」というのが出てきた。ほほう、もう日帰り手術も可能らしい。さらに検索していくと、「ジオン注射」なるもので腫れを小さくしてしまうという治療法があるらしい。これも手術扱いのようだが切らなくていいらしい。もちろん日帰り可能とのこと。中国で開発されたもので、アルミやらの金属を入れるのでアルツハイマーになる可能性などが書かれていたが、知ったことか。
これだ!! これはいい。
ただし、常に外に出ている状態になるとダメとある。自分のは常にではないが外に出れば常にのようなものであるし、どうなのだろうか?
さらに検索して行くと、何駅か離れたところに良さげな病院を発見した。
よし、明日はここに行ってみよう。
今日は今からミーティングだから、以前に大腸内視鏡検診のときに「ちょっと痔がありますねー、薬出しときます」ともらった注入軟膏でも入れておこう。
しかし、この注入軟膏、妙な感じである。自分で押し込んだり薬を塗ったりはしているので、お尻から受ける感触にはそれなりに慣れていたつもりだったが、注入するときの「ビュビュッ」とする感覚が新鮮だ。クセになりそうである(笑)
(続く)
